Context7の導入

Context7とは?

Context7は、AI(Claude)が最新のドキュメントやAPIリファレンスを参照できるようにするツールです。簡単に言えば、ClaudeにWeb開発の「最新の教科書」を渡すサービスです。

context7 コンテキスト7 AI LLM ドキュメント 最新情報 API リファレンス MCP Model Context Protocol

Web作成における導入メリット

  • 最新情報にアクセス: Tailwind CSS、Hugo、JavaScriptライブラリなどの最新ドキュメントをClaudeが参照可能
  • 正確なコード生成: 古い情報や誤った記法ではなく、最新の公式ドキュメントに基づいたコード提案
  • 学習コストの削減: 自分でドキュメントを探して読む手間が減り、Claudeに質問するだけで最新の使い方が分かる

Tailwind CSSの表現力向上に貢献

Tailwind CSSは頻繁にアップデートされ、新しいクラスや機能が追加されます。Context7を導入すると:

  • 最新バージョンの新クラス(グラデーション、アニメーション、レイアウトなど)を正確に使える
  • v3とv4の違いを理解した上でコード生成してくれる
  • より洗練されたデザインの実装が可能になる
Context7はプロジェクトごとに設定が必要です。新しいプロジェクトを作成したら、毎回導入作業を行いましょう。

Context7導入方法

登録作業(初回のみ)

初めてContext7を使う場合は、以下の手順でアカウント登録とAPIキー取得を行います。

  1. https://context7.com にアクセス
  2. GitHubアカウントでユーザー登録
  3. DashboardでAPIキーを取得
  4. 取得したAPIキーをパスワードアプリなどに保存(何度も使うため)
APIキーは秘密情報です。他人に共有せず、安全な場所に保管してください。

インストール(プロジェクトごと)

プロジェクトフォルダで以下のコマンドを実行します。

claude mcp add context7 -- npx -y @upstash/context7-mcp --api-key YOUR_API_KEY

YOUR_API_KEY の部分を、先ほど取得したAPIキーに置き換えてください。

このコマンドはプロジェクトごとに1回だけ実行すればOKです。

Context7を使う方法

Context7を導入したら、Claudeとの対話で活用できます。

  • 自動で使われることもある: Claudeが必要だと判断すれば自動的にContext7を参照
  • 確実に使ってもらうには: プロンプトの最後に use context7 と記入する

使用例

Tailwind CSSでグラデーションボタンを作りたい。use context7

このように指示すると、Claudeは最新のTailwind CSSドキュメントを参照して正確なコードを提案します。


Context7が使えるかチェックする

「あれ、Context7をインストールしたっけ?」と忘れることもありますよね。以下のコマンドで確認できます。

claude mcp list

このコマンドを実行すると、現在のプロジェクトで使用可能なMCPツール一覧が表示されます。

  • context7が表示される → 導入済み ✅
  • 表示されない → まだ導入していないので、インストール作業を行いましょう

補足

npxコマンドとは?

npx は、Node.jsのパッケージをインストールせずに実行できるコマンドです。

特徴

  • パッケージをローカルにインストールする必要がない
  • 常に最新バージョンを実行できる
  • 一時的にツールを使いたい場合に便利

Context7での使われ方

npx -y @upstash/context7-mcp --api-key YOUR_API_KEY

この部分で、Context7のMCPサーバーを起動しています。-y オプションは「インストール確認をスキップ」という意味です。